社会福祉学科専門教育カリキュラム・卒業要件
社会福祉学科の専門教育科目のカリキュラムは「専門基礎分野」、「専門分野」、「関連科目」、「学部共通科目」で構成されています
専門基礎分野
「専門基礎分野」は、社会福祉を学ぶ者として基本として身につけるべき知識などを学ぶ科目です。この分野では、「社会福祉の原理等」、社会福祉の「制度・サービス」、社会福祉の「方法・技術」を学ぶにあたってのベースとなる科目がそれぞれ展開されており、現代社会における社会福祉および社会保障の理念や意義、役割などの基本を学ぶことになります。
専門分野
「専門分野」では専門基礎分野で学んだ基礎的知識をベースに、社会福祉学の専門的領域を学ぶための土台となる科目群です。専門職を目指す者として最も重視される領域であり、その専門的力量を習得するための諸科目が配置されています。
「対象別分野」に関する専門的な科目として、公的扶助、医療概論、高齢者福祉、障害者福祉、子ども福祉、地域福祉などの科目群を設けています。
また、社会福祉実践に不可欠な「演習科目」や福祉調査などの社会福祉の「方法・技術」を学ぶ科目、さらに、社会福祉現場で実践を行う「現場実習」もこの分野に設けられています。
これらの科目はすべて、社会福祉における専門的知識と実践方法・技術を修得することを目的にしています。
関連科目・学部共通科目
「関連科目」は、専門性をより高めるための幅広い知識の修得を目的にする科目で構成されており、社会福祉の総合的理解とその意義、またそのための具体的研究方法と実践を学ぶ科目群です。
「専門科目」で学んだ内容を、より幅広い分野に応用し、「社会的視野を拡大するための科目群」や、より「深く、専門性を高める科目群」を設けています。
「卒業研究」は研究計画立案の方法、文献調査方法、研究報告のまとめ方などを学び、一層高度な専門知識・技術を修得することをねらいとし、将来さまざまな分野で活躍するにあたって必要な調査力・分析力・プレゼンテーション能力を高めます。
「学部共通科目」は、本学部が栄養学科・看護学科・社会福祉学科・社会保育学科で構成されるところから、各学科が将来想定する職種の相互理解・連携の重要性をふまえ、「本学部を構成する他学科との相互理解・認識共有をはかることを意図して設定した科目群」を中心に構成されています。ここに配置されている科目は、社会福祉の専門職にとって不可欠な科目といえるでしょう。
社会福祉学科専門教育カリキュラム一覧
社会福祉学科のカリキュラムは、学生の関心や、将来目指すキャリアコースにあわせて履修が可能となるように設定されています。
そのため、社会福祉士国家試験受験資格の取得を目指す学生は、指定科目となっている科目の履修が必要となるなど、自身の目指すキャリアにあわせた計画的な履修が必要です。
社会福祉学科卒業要件
社会福祉学科の卒業要件単位数は次のとおりです。
区分 | 必修 | 選択 | 合計' |
---|---|---|---|
教養教育科目 | 9単位 | 13単位以上 | 必修を含め22単位以上 |
専門教育科目 | 59単位 | 47単位以上 | 必修を含め106単位以上 |
合計 | 68単位 | 60単位以上 | 128単位 |