栄養学科専門教育カリキュラム・卒業要件
栄養学科の専門カリキュラムは「専門基礎分野」と「専門分野」により構成されています。
専門基礎分野
「専門基礎分野」は、大きく「社会・環境と健康」、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」、「食べ物と健康」に区分されています。
「社会・環境と健康」には、私たちを取り巻く社会環境と栄養との相互関係を学ぶ科目群が、「人体の構造と機能及び疾病の成り立ち」には、栄養学を学ぶ上で基礎となる人体の構造や機能、臨床分野において必要となる疾病の基礎知識等について学ぶ科目群が、「食べ物と健康」には、食品の各種成分や機能性、食品衛生に関する知識等を学ぶ科目群がそれぞれ含まれています。
<専門基礎分野の達成目標>
「社会・環境と健康」:私たちの生活と健康のための社会や環境のあり方を理解する。
「人体の構造と機能及び疾病の成立ち」:人体の構造や機能、および生体を構成する物質の特性を理解する。
「食べ物と健康」:食品を構成する各種成分、食品の機能性や安全性および食品加工の原理と方法を理解する。
専門分野
「専門分野」は、栄養学を体系的に学ぶための科目群です。栄養による生活習慣病の予防、病態およびライフステージに沿った栄養管理を理解するためのさまざまな栄養学や栄養教育論などで構成されます。
「専門分野」には、「専門基礎分野」の学習を踏まえて、人と栄養の関係を原理的・実践的に理解するという意図のもと、「基礎栄養学」「応用栄養学」「栄養教育論」「臨床栄養学」「公衆栄養学」「給食経営管理論」の6領域に関する科目群に加え、各領域の現場で実習を行う「臨地実習」、「総合演習」と「卒業研究」で成り立っています。
<専門分野の達成目標>
「専門分野」の各領域は、それぞれ1年次から3年次までに、基礎から応用までの内容について段階的に知識と実践力を身につけ、管理栄養士として業務を行う上での専門性・実践性を高めます。
「臨地実習」分野は、特定給食施設や保健所などの公衆栄養領域、医療機関などの現場において、より実践に即した能力を身につけることを目的としますので、実習開始までに関連する領域の単位が認定されている必要があります。
「総合演習」は、専門分野を横断して、栄養評価や栄養管理について総合的な能力を養う授業科目です。「卒業研究」では、専門基礎分野」と「専門分野」での授業や実習、また栄養に係る実践などから生まれた問題意識を研究課題に高め、研究論文としてまとめます。
栄養学科専門教育カリキュラム一覧
栄養学科卒業要件
栄養学科の卒業要件単位数は次のとおりです。
区分 | 必修科目 | 選択科目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
教養教育科目 | 7単位 | 15単位以上 | 必修を含め22単位以上 | |
専門教育科目 | 専門基礎分野 | 43単位 | 13単位以上 | 必修を含め106単位以上 |
専門分野 | 50単位 | |||
合計 | 100単位 | 28単位以上 | 128単位以上 |