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山本達朗 准教授(保健福祉学部栄養学科)がInhibited maturation of astrocytes caused by maternal n-3 PUFA intake deficiency hinders the development of brain glial cells in neonatal ratsを発表しました。

業績概要

論文・書籍等の区分 論文
本学執筆者 山本達朗、田邊宏基
論文・書籍名 Inhibited maturation of astrocytes caused by maternal n-3 PUFA intake deficiency hinders the development of brain glial cells in neonatal rats
著者名(著者一覧)

Tatsuro Yamamoto*, Ayako Yamamoto, Hiroki Tanabe and Naomichi Nishimura

下線は本学教員、*は責任著者を示す。
搭載誌名・出版社名

British Journal of Nutrition

(Published online by Cambridge University Press: 02 November 2021)
刊号・掲載ページ等 DOI: 10.1017/S0007114521004359
内容要旨 脳は多価不飽和脂肪酸を豊富に含んでおり、脂肪酸は脳の発生と機能に必須の役割を担っている。本研究は、妊娠中および授乳期における母親のn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取不足が、その母親から生まれてくる仔の脳の発達にどのような影響をあたえるのかについて検討を行った。その結果、n-3系多価不飽和脂肪酸が母親から供給されなかった仔の大脳皮質において、脳を構成する細胞の1つであるアストロサイトマップの成熟の抑制および神経軸索を包む髄鞘構造の密度の減少を明らかにした。これらの結果は、妊娠期および授乳期における母親のn-3系多価不飽和脂肪酸の摂取が仔ラットの脳の細胞構成に重要であることを示すものであった。
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