2018年度「グッド・プラクティショナー」
名寄市立大学ボランティア活動功労者表彰「グッド・プラクティショナー」
コミュニティケア教育研究センターでは、2017年度「名寄市立大学学生のボランティアに関する調査」を実施しました。調査の結果、本学入学後において継続的にボランティア活動をしている学生は1割に満たず、複数のボランティア活動に参加している学生がいる一方で、入学後ボランティア活動を全くしていない学生が多くいるということが分かりました。
本学学生はケア専門職としての基礎的能力を修得するうえでボランティア活動に価値を置く一方、活動への参加には共に活動する仲間の存在が必要であることなど様々な課題があり、大学として学生のボランティア活動を支援する新たな方策を検討する必要があるとの認識を持つに至りました。
その方策の一つとして、学生のボランティア活動のよりよい実践例を発掘、評価、周知することで、学生・教職員の関心を高め活動を活性化させること、センターの地域交流に係る機能を周知することなどを目的に、ボランティア等の社会貢献活動において顕著な功績をあげた学生や団体に対して広くその功績を称える「名寄市立大学ボランティア活動功労者表彰「グッド・プラクティショナー」実施要項」を2018年10月に決定し、年度ごとに表彰を行うこととしました。
2018年度「グッド・プラクティショナー」受賞者(敬称略)
初めての表彰となる2018年度は1団体、3個人が受賞者となりました。
【団体】
1.ジャグリングサークルSabotage(会員25名、代表:栄養学科3年 齋藤 夏歩人)
児童センター、アスパラ祭り、きたすばる「星まつり」、商店街あそびの広場など、市内の施設やイベントにおいてパフォーマンスを披露しているほか、大学の隣接町内会の忘年会に毎年参加し地域住民と交流を図るなど、ジャグリングのパフォーマンスを通じてのボランティア活動を精力的に行っている。
【個人】
1.内川 英美 (社会福祉学科4年)
児童センター、北国博物館等、市内施設の行事、下川町あけぼの園、道北センター福祉会等、福祉団体の行事の運営サポートも積極的に行っている。特に北新区子供育成会の行事には年間を通じて参加し、地域住民や子どもたちと交流を深めている。
2.秋山 さくら(社会保育学科2年)
コミュニティケア教育研究センター主催の「子ども食堂」では、学生スタッフのリーダー的存在として企画段階から実施まで積極的に参加し大きな役割を果たしている。また、他の市町村で行われている「子ども食堂」にもボランティアとして参加している。
3.小関 千那代(社会福祉学科1年)
入学後の早い段階でボランティア活動を開始し、名寄公園まつり、国際ソロプチミスト名寄交流会に積極的に参加している。特に市が主催する「子ども勉強会」にはボランティアとして続けて参加し、子どもたちの学習をサポートした。