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栄養学科の山本達朗講師らのグループによる研究成果が神経発生学の雑誌に掲載されました。

業績概要

論文・書籍等の区分 論文
本学執筆者 山本綾子、西村直道、山本達朗
論文・書籍名 Structural Abnormalities of Corpus Callosum and Cortical Axonal Tracts Accompanied by Decreased Anxiety-Like Behavior and Lowered Sociability in Spock3-Mutant Mice
著者名(著者一覧) Ayako Yamamoto, Koji Uchiyama, Tomoka Nara, Naomichi Nishimura, Michiko Hayasaka, Kazunori Hanaoka, Tatsuro Yamamoto*.
太文字は本学教員(*:責任著者)、太文字下腺は本学研究員、下線は平成24年度卒業生
搭載誌名・出版社名 Developmantal Neuroscience
刊号・掲載ページ等 Vol. 36(5):381-395
http://www.karger.com/Article/FullText/363101
内容要旨 ヘパラン硫酸プロテオグリカンは脳の形成において重要な役割を果たしており、BM-40/SPARC/osteonectinファミリーに属するSpock3もその一つである。本研究では、新規に得られたSpock3遺伝子変異マウスの脳組織構造解析および行動学的解析を行った。その結果、形態学的解析によりSpock3変異マウスにおいて左右の脳をつなぐ脳梁交連繊維束が細くなっていること、また、線条体内の線維走行にも異常があることなど、いくつかの脳の形態学的異常を明らかにした。さらに、行動学的解析によって、Spock3変異マウスは正常マウスに比べて落ち着きがないこと(情動性の異常)や、他の動物との関わりなどがうまくできないこと(社会性行動の異常)を見いだした。これらの結果から、Spock3遺伝子が脳の発生や発達において重要な役割を果たしていることが明らかとなった。

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