トップ > 教育研究・地域貢献 > 教員研究・表彰一覧 > 福士 一惠 准教授(栄養学科)が 報告書 地域研究 特別養護老人ホームの所在地域と給食経営管理の関連性-道北地域の特別養護老人ホームにおける栄養ケアと給食経営管理の課題ー を刊行しました。

福士 一惠 准教授(栄養学科)が 報告書 地域研究 特別養護老人ホームの所在地域と給食経営管理の関連性-道北地域の特別養護老人ホームにおける栄養ケアと給食経営管理の課題ー を刊行しました。

業績概要

論文・書籍等の区分 報告書 地域研究
本学執筆者 久保田のぞみ、沼口晶子、福士一惠
論文・書籍名 特別養護老人ホームの所在地域と給食経営管理の関連性ー道北地域の特別養護老人ホームにおける栄養ケアと給食経営管理の課題ー
著者名(著者一覧) 久保田のぞみ、沼口晶子、岡部哲子、福士一惠
搭載誌名・出版社名 名寄市立大学コミュニティケア教育研究センター年報「地域と住民」
刊号・掲載ページ等 42:9-16
内容要旨          道北地域の特別養護老人ホームの給食経営管理の実態を調査し、施設所在地域がその運営に与える影響を明らかにすることを目的とした。2022年11月に道北地域と旭川地域の特別養護老人ホームを対象に質問紙調査を実施し、20施設から回答を得た。調査結果から、道北地域の施設は旭川地域の施設に比べて小規模で、入所者の要介護度の高さが顕著であった。また、給食運営は直営が多く、栄養士の配置も十分ではなかった。介護報酬加算の算定率も低く、栄養マネジメント強化加算の算定はなかった。一方で、地域包括ケアへの取り組みは積極的に行われていた。食材の購入も地域差があり、道北地域では地元商店等からの購入が多く、旭川地域では、受託給食会社を介した購入が主流であった。今後の課題は、道北地域の管理栄養士の確保が挙げられる。管理栄養士による栄養ケア・マネジメントは必須なため、資格取得支援などが重要な他、地域特性を踏まえた給食経営管理の改善が求められる。
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