トップ > 教育研究・地域貢献 > 教員研究・表彰一覧 > 榊原 次郎 准教授(社会福祉学科)が論文 循環器病患者における疾患予防を目的とした医療ソーシャルワーカーの予防的支援-予防的支援実践内容の分析に基づく支援の特徴と実践展開への方向性-を発表しました。

榊原 次郎 准教授(社会福祉学科)が論文 循環器病患者における疾患予防を目的とした医療ソーシャルワーカーの予防的支援-予防的支援実践内容の分析に基づく支援の特徴と実践展開への方向性-を発表しました。

業績概要

論文・書籍等の区分 論文
本学執筆者 榊原次郎
論文・書籍名 循環器病患者における疾患予防を目的とした医療ソーシャルワーカーの予防的支援-予防的支援実践内容の分析に基づく支援の特徴と実践展開への方向性-
著者名(著者一覧) 取出涼子・早坂由美子
搭載誌名・出版社名 医療と福祉
日本医療ソーシャルワーカー協会
刊号・掲載ページ等 第114巻
P40-P49
内容要旨            本論文の目的は、循環器病患者に対する予防的支援に医療ソーシャルワーカー(MSW)が取り組んだ内容を分析し、実践展開への方向性について考察することである。日本MSW協会会員に対しwebによる無記名の質問紙調査を行い、102事例の予防的支援の取り組み報告を分析対象とした。内容分析による主な実践展開への方向性は以下の通りである。1.MSWの支援をインテーク面接だけで終わらせるのではなく、在宅継続・予防への動機づけ、受診継続・受診状況把握支援など継続的な予診や定期面接を行い、生活問題悪化防止や未然防止につなげていくこと、2.現時点の生活問題だけでなく、将来的に予測されるリスクを含めてアセスメントし、退院支援を予防的支援としても位置付けること、3.三次予防対象者であっても集団に対するアプローチやスクリーニングといった早期発見に結びつく一次予防・二次予防の観点を踏まえ支援体制を構築することである。
お知らせ