傳馬 淳一郎 准教授(社会保育学科)が書籍「複線径路・等至性アプローチ(TEA)が拓く保育実践のリアリティ」を刊行しました。
業績概要
論文・書籍等の区分 | 書籍 |
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本学執筆者 |
傳馬淳一郎 |
論文・書籍名 |
複線径路・等至性アプローチ(TEA)が拓く保育実践のリアリティ |
著者名(著者一覧) |
中坪 史典、香曽我部 琢、上田 敏丈、境 愛一郎、濱名 潔、淀澤 真帆、保木井 啓史、青木 一永、傳馬 淳一郎、サトウ タツヤ、安田 裕子 |
搭載誌名・出版社名 |
特定非営利活動法人ratik |
刊号・掲載ページ等 |
第13章「保育者の早期離職に至るプロセス:複線径路・等至性モデリング(TEM)による分析の試み」(pp.365-387)担当 |
内容要旨 |
本書の目的は、質的研究方法論の一つである複線径路・等至性アプローチ(Trajectory Equifinality Approach: TEA)を用いて、保育実践のリアリティを描き出すことで、(1)個別・具体的な状況の中で子どもが獲得する多様な経験、(2)子どもとの相互作用の中で保育者が発揮する専門性、(3)保育者にもたらされる成長や葛藤の様相を解明することである。 筆者が担当した第13章では、保育者の早期離職に至るプロセスをTEM (Trajectory Equifinality modelimg)によって描き出した。結果として、離職理由としての「人間関係」だけではなく、離職に向かう要因や背景が複雑に絡み合いながら、離職に至ることを明らかとした。 |