特別支援教育に生かす心理アセスメント 心理アセスメントの実際 K-ABC(糸田 尚史)
業績概要
論文・書籍等の区分 | 論文 |
---|---|
本学執筆者 | 糸田 尚史 |
論文・書籍名 | 特別支援教育に生かす心理アセスメント 心理アセスメントの実際 K-ABC |
著者名(著者一覧) | 糸田 尚史 |
搭載誌名・出版社名 |
児童心理 金子書房 |
刊号・掲載ページ等 |
2011年12月号臨時増刊No.942 子ども理解を深める「心理アセスメント」 pp.54-62 |
内容要旨 |
K-ABC心理・教育アセスメントバッテリーは、学業遅進児や学業進捗児だけ でなく、LD(学習障がい)やADHD(注意欠陥多動性障がい)などの発達障がい を識別する感度にも優れた心理検査となっています。また、K-ABCのような認知 診断型の検査は、発達障がいの子どもたちの早期発見や特別支援教育を推進す る上での心理アセスメントにも有効です。そこで、地域の特別支援教育専門家チー ムによる取り組みとして、保護者記入用シートや実態把握シートといった様式を開 発し、教育委員会による「心理・発達検査」(特別支援教育相談)という新規事業を 展開しました。その結果、地域の医療機関を会場に、K-ABC解析ソフトがインスト ールされたノート型パソコンも活用しての教育相談(心理発達相談)では、親子や 教諭への支援において、医療機関への円滑な受診や明日からの授業に生かせ る知見が得られるなど、多くの効用が認められたことを論じたものです。 |