感染症対策
本学では、学生・教職員の皆さんが学内、あるいは学外での実習時に感染症による健康被害を受ける、または周囲に与えることを防ぐため、毎年4月の定期健康診断にて以下の検査を行っています。
感染症名 | 検査法 | 対象・検査時期 | 基準値 |
---|---|---|---|
麻疹 (はしか) |
EIA | 1年生4月に全員 3年生4月に全員 |
-:<4 ±:<16 +:≧16 |
風疹 (三日はしか) |
HI | 1年生4月に全員 3年生4月に全員 |
-:<8 ±:<32 +:≧32 |
水痘 (水ぼうそう) |
EIA | 1年生4月に全員 3年生4月に全員 |
-:<2 ±:<4 +:≧4 |
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ、ムンプス) |
EIA | 1年生4月に全員 3年生4月に全員 |
-:<2 ±:<4 +:≧4 |
B型肝炎 (HbS Ag、HbS Ab) |
EIA | 1年生4月に全員 3年生4月に全員 |
HbS Ag -:<8 +:≧8 |
HbS Ab -:<4 +:≧4 | |||
C型肝炎(HCV Ab) | CLEIA | 1年生4月に看護学科 | -:<1 +:≧1 |
結核 | IGRA | 1年生4月に全員 | 陰性/判定保留/陽性(精密検査) |
胸部レントゲン | 1年生4月に全員 4年生4月に全員 |
異常なし/あり(精密検査) |
・基準値は日本環境感染学会が2014年に公表した「院内感染対策としてのワクチンガイドライン 第2版」に従っています。
・検査結果は検査後2か月以内にお返しします。
・1年生の時の検査で麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎、B型肝炎HbS Abが-、±の場合は予防接種を勧めています。予防接種を受けたときには医療機関で確認書を書いてもらって、健康サポートセンターに提出してください。助成金を受けることができます。
・麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎の予防接種は、全て生ワクチンです。生ワクチンを続けて接種する時のみ、最低4週間間隔をあけてください。なお、ワクチンの同時接種は4種類まで可能です。
・B型肝炎ワクチンは、1回目、1か月後、6か月後とスケジュールに従い、3回接種します。
・インフルエンザワクチンもお勧めします。毎年11月までに受けましょう。ただし、助成金対象ではありません。
・3年生の4月に確認の検査をします。予防接種は2年生の2月までに全て終わらせてください(3年生の4月に正確な抗体価を得るため)。「抗体検査・予防接種・結核検査証明書」を提出し、必要な予防接種が全て終わっていることを証明しなければ、受け入れてくれない実習先もあります。
・確認書用紙をなくしたときは、ここからダウンロードして該当する用紙を医療機関に持っていってください。
・また、自分でも記録をつけて、どこまで受けたかわかるようにしておきましょう。記録用紙はここから
・学外実習などで、「抗体検査・予防接種・結核検査証明書」が必要なときは健康サポートセンターに相談してください。
' | 1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生' | ||
'抗体価検査(採血) | 4月 | 4月 | ' | |||
' 生ワクチン接種 (麻疹、風疹、水痘、流行性耳下腺炎) |
ワクチン接種期間 生→生のみ4週間空ける →2月 |
' | ||||
' 不活化ワクチン(B型肝炎) | ワクチン接種期間 1回目、1か月後、6か月後 →2月 |
' | ||||
'胸部レントゲン検査 | 4月 | 4月' |
B型肝炎ワクチン接種のスケジュール
B型肝炎のワクチンは全部で3回、約半年かかります。1回目の後、4週間後に2回目、2回目の後20~24週間あけて3回目を接種するのが原則です。
もしB型肝炎のワクチンをスケジュールどおり受けることを忘れたときは・・・
① 2回目が遅れたことに気付いた場合は、2回目をなるべく早く接種し、2回目の後20~24週間あけて3回目を接種してください。
② 3回目が遅れたことに気付いた場合は、2回目から20~24週間以上の間隔があいていることを確認し、3回目をなるべく早く接種してください。
③ 少なくても1回目は受けた記憶があるが、2回目を受けたか記憶がない場合は、2回目としてなるべく早く接種し、2回目の後20~24週間あけて3回目を接種してください。
学校感染症対策
インフルエンザ、百日咳、麻疹、流行性耳下腺炎、風疹、水痘、咽頭結膜熱、結核、髄膜炎菌性髄膜炎、感染性胃腸炎あるいは流行性嘔吐下痢症(ノロウイルスなど)、マイコプラズマ感染症、溶連菌感染症、その他の感染症にかかった場合は、一定期間、大学に登校できないことがあります。
発熱、咳、下痢などの感染症の症状で、医療機関を受診したときは、診断した医師から「正確な病名」と「登校できない期間」を聞いて、大学事務局に電話で連絡し、指示に従ってください。
「受診の際に、医師に病名を書いてもらう『学校感染症情報提供メモ』を持参するとよいでしょう。ここから」
学校感染症の種類と出席停止期間はここから