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小野川 文子 准教授(社会福祉学科)が学術論文「卒業生調査からさぐる肢体不自由特別支援学校併設の寄宿舎の役割―寄宿舎経験のある卒業生の面接法調査から-」を発表しました。

業績概要

論文・書籍等の区分 論文
本学執筆者 小野川文子
論文・書籍名 卒業生調査からさぐる肢体不自由特別支援学校併設の寄宿舎の役割―寄宿舎経験のある卒業生の面接法調査から-
著者名(著者一覧) 小野川文子・髙橋智
搭載誌名・出版社名 『SNEジャーナル』日本特別ニーズ教育学会
文理閣
刊号・掲載ページ等 第21巻第1号
pp.186-199
内容要旨  本稿では、肢体不自由特別支援学校の寄宿舎を経験したことのある卒業生50人を対象に面接法調査を行い(調査期間2013年7月~2014年2月)、本人・当事者からみた寄宿舎教育の役割について明らかにしてきた。多くの障害児は、思春期・青年期に自由で主体的な時間や友だちと過ごすことを求め、将来的には「1人暮らし・親からの独立」を願いながら、一方で、親に介助をしてもらわなければならない親子関係に葛藤している。そうしたなかで寄宿舎を経験したほとんどの卒業生は、「親元から離れた生活」「先輩・後輩・仲間との生活」が今の自分にプラスになったと回答している。寄宿舎では、同じ障害をもつ仲間と「自然に」「自分らしく」生活することが保障され、思春期・青年期において、そのような生活経験をできることは卒業後の自立生活にも大きな影響を与えていると想定される。障害児の発達と生活を支える重要な社会資源として寄宿舎の役割を再評価する必要がある。
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