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コラム@NCU「高校3年生・高校生(第2回:情報収集が将来を左右する)」石川 貴彦

 こんにちは。名寄市立大学の石川です。大学では情報処理の他にも、教職課程といって中学校や高校、特別支援学校の教師を育成するための授業も担当しています。このように、私が情報処理と教員養成の二刀流になったきっかけが、実は高校3年生の進路選択に由来します。
高3のときの私は、学校の先生になりたいという気持ちが強かったので教育大を志望しました。当時の教育大の入試は、学校の種類(小学校・中学校)と教科のコース志望を4つまで書けて、4つ全て書いて出願したほうがお得な雰囲気でした。ただし2次試験は、国語か数学を受験することになっていて、どちらを選択するかによってコース志望が限定されるという仕組みでした。つまり、国語を選ぶと、国語や社会などの文系教科コース、数学を選ぶと、数学や理科などの理系教科コースしか志望できないといった具合です。小学校志望の場合は、どちらを選択しても良いという感じでした。私は中学校の理科の先生になりたかったので、2次試験は数学を選びましたが、理科コースの募集定員の少なさと、センター試験が十分な点数を取れなかったことからビビッてしまい、第1志望を募集定員が最も多い小学校を書きました。そして第2志望を理科、第3志望を数学と書き、第4志望は、空欄よりかは埋めたほうが良いだろうと判断して、適当に技術(技術・家庭科)と書いて出しました。
合格発表の日、当時は大学に直接行かないと合否がわからなかったので、わざわざ教育大まで足を運んで自分の番号を確認しました。第1志望の小学校の合格掲示を見ましたが、そこに番号はなく、そして理科にも数学にも番号はなく、あー落ちたと視線を下に落としました。その瞬間、自分の番号が目に入った感じがしました。もう一度視線をゆっくり上に戻してみると、なんと番号があったのです。一体どういうことだ。さらに上を見ると、そこは小学校や理科の合格者一覧ではなく、第4志望で適当に埋めた技術の合格者一覧だったのです。こうして私は教育大の技術コースに入学し、かんながけ、はんだごて、自転車修理などを極めさせられ、今では情報処理を教える立場になった訳です。結果的には、技術が大好きになったことを申し添えておきます。
私は大学で情報処理と教員養成の2つを学び、どちらも今の仕事に活かすことができ結果オーライとなったのですが、1つだけ心残りなのは、高校3年生のときに、目指している大学の情報収集をきちんと行って入試に臨むことができたのなら、もう少し違う自分の将来があったんじゃないかと思います。逆に適当に書いたことが自分の将来を左右するとも言えます。現在では、オープンキャンパスや進学相談会など、大学等の情報提供が各所で盛んに行われています。このような情報提供の場を活用して、自分のやりたいことが実現できる大学等を上手くみつけ、将来の夢を実現していってほしいと願っています。

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