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忍 正人 准教授(社会福祉学科)

名寄市立大学教員紹介コーナーでご紹介するのは、保健福祉学部社会福祉学科の忍正人准教授です。忍先生は、北海道社会福祉協議会在宅福祉課課長、その後江別市在宅福祉サービス公社わかくさセンター施設長、北翔大学准教授を得て、2011年に名寄市立大学社会福祉学科に着任されました。

忍准教授

1. ご自身の専門分野について教えて下さい
地域福祉・高齢者が主な分野です。特に地域福祉計画・地域福祉実践計画や介護保険計画といった、行政や社会福祉協議会が実施する制度施策について研究しています。

2. 大学で担当されている教科と学生教育に対する取り組みについて教えて下さい。
担当している教科は、ソーシャルワーク演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、社会福祉実習指導Ⅰ、Ⅱ、社会福祉現場実習指導といった、社会福祉士養成に関わる科目と地域(市町村や町内会自治会)にいつまでも住み続けられる仕組みづくりに関する地域福祉論の講義科目を担当しています。
教育においては、長い現場経験を生かして、実践と理論を融合させて教えていければと考えています。

3. 現在取り組まれている研究内容について教えて下さい。
現在は、津別町をフィールドに、限界集落(高齢化率50%以上の集落)において、住民参加を中心とした地域行動計画の作成を行っています。さらに、限界集落以外の他の町内会における福祉活動の方策についても考えています。2015年度においては津別町において、地域福祉計画・地域福祉実践計画を作成します。また、名寄市においては、第6期の介護保険計画を作成いたします。
また、地域福祉を推進する上で重要な役割を果たす民生児童委員についても研究しています。

忍准教授

4. 名寄市立大学の学生に対する印象を教えて下さい。
このような、人口3万人の道北の市にある大学に来た学生だけあって、勉学に一生懸命に取り組む姿勢には目を見張るものがあります。また、就職も都会志向はなく、自分がしたい仕事があれば、地域は厭わない姿勢も心強いと感じています。

5. 名寄市の印象はどうでしょうか?
雪質日本一のスキー場が、大学から車で5分の位置にあり、また、市内に硬式用の全天候型オムにコートが4面あり、スポーツをする私にとっては、すばらしい環境です。

6. これから大学を選ぶに際して名寄市立大学(社会福祉学科)を希望する高校生のみなさんにメッセージをお願いします。
「社会福祉を学ぶとは何か」を考えてみましょう。なぜ、車いすの人々は段差に苦しむのでしょう。なぜ、目が見えない人は駅のホームで困るのでしょう。それは、この世の中がマジョリティ(多数派)の意見によって作られているからです。社会福祉はマイノリティ(少数派)の人の意見を尊重することによってだれもが安心して暮らせる社会を作ることなのです(例えば、段差をなくすことによって、車いすの人々だけではなく、足腰が弱くなった高齢者の方、ベビーカーを押すおかあさんといった方々も住みよくなるのです)。 
このように誰もが安心して暮らせる社会を作るためには、社会(環境)と個人の不調和を調整することが必要となります。だから、社会福祉を学ぶとは、社会の仕組みを知ること。個人の仕組みを知ること。そして、これらのことを前提に、一人ひとりが安心して暮らせる社会を作るために、社会(環境)と個人の調整の方法を学ぶことなのです。社会福祉を学ぶとは社会と個人の幸福を追求することなのです。
社会福祉を学びたいと思う皆さんをお待ちしています。

忍准教授

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