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平成22年度 名寄市立大学 入試問題

「小論文」評価の観点

本学では以下の観点から「小論文」を評価・採点しています。

1.推薦入学試験、社会人選抜試験

問1
・課題文の趣旨を理解し、設問に指定字数以内で適切に答えているか。

問2
・設問を理解し、適切な根拠や理由をもって自らの意見を述べているか。
・指定字数を守った文章であるか。
・文脈に乱れがなく、日本語の文章として正確・平明であるか。

2.一般入学試験(前期、後期)、編入学試験

・設問を理解し、適切な根拠や理由をもって自らの意見を述べているか。
・指定字数を守った文章であるか。
・文脈に乱れがなく、日本語の文章として正確・平明であるか。

※ 著作権保護のため、課題文の全文を掲載することはできません。
 小論文に関する質問がありましたら、高校または予備校の進路指導部を通して本学事務局「広報入試係」に連絡してください。
 高卒認定による受験や社会人選抜・編入学受験の場合は、直接「広報入試係」に連絡いただいてけっこうです。

平成22年度推薦入試・社会人選抜「小論文」問題


課題文: 『「人間力」の育て方』 堀田力 集英社新書 平成19年

試験時間: 90分


次の文を読み、あとの設問に答えなさい。

第1段落:
 それはさておき、腰ばきの男の子のひとりに直接、私の疑問をぶつけたことがあります。「君、そんなズボンのはき方をしてて、気持ち悪くないか」と。もちろん、見ず知らずの若者ではありません。彼はいつも渋谷の雑踏のなかで居酒屋の割引チケットを配っており、散歩中の私と顔見知りになっていました。いつぞやは私が躓いて路上に資料を散乱させたことがあり、拾い集めるのを手伝ってくれました。

最終段落:
 一事が万事、こういう教育が施された子どもたちはどうなるのでしょう。「おれは足が速いな」と思っていても、それはよくないことだと封印してしまいます。足が速いことを恥じる子さえ出てくるでしょう。つまり自分の個性や才能をひた隠しにしてしまうのです。


問1:筆者の意見を二百字以内にまとめなさい。

問2: 「みんな平等」を「みんな同じ」にすることについて、あなたが考えていることを六百字以上八百字以内で述べなさい。

平成22年度一般入試前期日程「小論文」問題


課題文: 「若者の法則」 香山リカ 岩波新書 平成14年

試験時間: 90分


次の文章を読み、あとの問に答えなさい。

第1段落:
 何歳から人は大人と呼ばれるのか、大人とは何か。そういう議論は繰り返し起きるようだ。従来なら「成人すれば大人」と考えればよかったのだから話は簡単だが、最近はその基準があいまいになってきている。精神科の臨床の現場でも、拒食症や家庭内暴力といった思春期の病理にもとづく問題を三十代、四十代になってから呈するケースが目につく。

最終段落:
 フラフラするなら自分の責任で。そして、下の世代の邪魔をしない。これが大人の最低条件だ。それをクリアしている人は、世の中の何割だろうか。案外、どの世代にも同じような割合でしかいないような気もする。小学校にも一割の大人、政治の世界にも一割の大人、といった具合だ。もしそうだとしたら、選挙権などの“大人にしか与えられていない権利"についてもいつしか見直しが必要、といった時代も、冗談ではなく来るのではないだろうか。

問  : 「大人の条件」ということについて、あなたが考えることを八百字以上千字以内で述べなさい。

平成22年度一般入試後期日程「小論文」問題


課題文: 「〈思考〉の作法」  田端信廣他 萌書房 平成16年

試験時間: 90分


次の文章を読み、あとの問に答えなさい。

第1段落:
 最近はテレビゲームなどに押されているが、まだまだ伝統的なゲームは廃れていない。そんな伝統的ゲームの一つにタカラの「人生ゲーム」がある。これは一九六八年の日本発売以来、累計一〇〇〇万台販売されたという。発売三五周年を迎え、新しいバージョンが登場した。私も子どもにせがまれて新バージョンの「人生ゲーム辛口版」を買ったところ、これがなかなかおもしろい。人生山あり谷ありだが、その標高差は従来版より大きくなった。

最終段落:
 良心の声は、常に自らを責める内面からの声である。常に疚しいのが良心であり、疚しくない良心なんてそれこそ「悪魔の発明」である。例えば、人工妊娠中絶問題でもこのような事態が起こる。中絶を選んだ多くの女性は、嬉しくてそれを選んだわけではない。生活のため、レイプされたため、あるいは自分の命を救うため、やむをえずそうせざるをえないことがほとんどなのである。その中絶がどんなに「合法的」であっても、彼女やそのパートナーの倫理的責任は免責されることはない。その償いは慰謝料を払ったりして解決できる類のものではなく、「二度とそのようなことはしない」と決意し、それを貫くというような形で、今後の自分たちの生き方の中で引き受けていかなければならないものなのである。良心の声は、本来そのように導くものであり、この声に従う生き方が誠実な人生なのである。責任とは過去を引き受けることであり、引き受けた人間はそれを現在だけでなく、未来へと背負っていかなければならないのである。

問  : 著者の意見を踏まえた上で、「責任」ということについて、あなたが考えることを八百字以上千字以内で述べなさい。

平成22年度編入学試験「小論文」問題


課題文: 『「希望の国」の楽観主義』  宮口宏夫  北海道新聞 平成21年3月2日

試験時間: 60分


問  : 希望を抱くためには、どのようなことが必要だとあなたは考えるか。六百字以上八百字以内で述べなさい。

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